原尻淳一
READING HACKS!
超アウトプット生産のための「読む」技術と習慣
ガイド
書誌
author | 原尻淳一 |
publisher | 東洋経済新報社 |
year | 2008 |
price | 1500+tax |
isbn | 978-4-492-04319-6 |
履歴
editor | 唯野 |
2009.3.7 | 読了 |
2009.4.1 | 公開 |
2009.7.24 | 修正 |
2020.2.25 | 文字化け修正 |
同じく HACK 本のひとつ。読書に関しては類書も含め lifehack 系の本は読書もインプットのための一手段、それも効率のいい一手段としてしか見ていない本が多い。確かにインターネットの普及やマルチメディアは書籍を one of them なものにしてしまった感が強く、その主張も正しいと思うが、何ともわびしさが残るのも事実である。
とはいえ、私も紙や雑誌類に関してはもう元は残さずにみんなスキャンして片づけてしまっているので、似たようなものか...
抄録
4
つまり、現代のビジネスマンは、①大量のドキュメントを読むことが大前提となっていて、そのなかから②自分に必要な情報を素早く収集して、③効率よく形にしなければならない、という重荷を既に背負わされているのです。そして、この3つのビジネス・リテラシーを磨いておかないと勝負のリングにもあがれない。そんな厳しい競争がワールドワイドで展開されているのが現代ビジネスの戦場です。
5 cf.139
しかし問題なのは、わたしたちは学生時代以来、その方法に傾倒しすぎて自分のイメージを形にする技術に眼を向けてこなかったことです。ビジネスの現場に出て気づかされるのは、理論も技術もすべては道具で、それらを駆使して、アイデアを形にし、結果を出した者のみが評価されるということです。つまりアウトプットが評価されるわけで、インプットは当たり前の「手段」でしかないのです。
30
今、 ビジネスシーンで活躍しているベストセラー作家の方々は、ほとんどの人がブログを書いていますから、わたしは本を読む前に必ず著者のブログをチェックするようにしています。なぜか。エピソードと同様に著者の経歴や人脈が見えると、文章を読む際の理解度が全く違ってくるからなんです。