勝間和代
2週間で人生を取り戻す !
勝間式 汚部屋脱出プログラム
書誌
author | 勝間和代 |
publisher | 文春文庫 |
year | 2019 |
price | 650+tax |
isbn | 978-4-16-791339-7 |
履歴
editor | 唯野 |
2020.11.1 | 読了 |
2020.11.8 | 公開 |
著者の本をいくつかまとめ読みしたので、その第二弾である。要は断捨離して物を減らし片付けたら良いことだらけだった――といってしまうと身も蓋もないが、まあ実際そういう本である。
直前に読書ノートにした『勝間式 超コントロール思考』でも触れられていた「心の余裕率」は主に仕事絡みの場合だけでなく、住空間においても同様なのだということ。衣食住も余裕のある状態で初めて生活、ひいては人生を楽しむことができるようになるということを説いている。それは下記の一文にもある通りである。
私もそうでしたが、本末転倒なのは、外で仕事をしなければならないほどに、仕事をつめこむことです。収納も、7割か8割にして余裕を残しておかなければ、収納の機能がなくなってしまうように、仕事も、時間に余裕を残しておかねば崩壊します。
最初から決まった仕事時間としてあてられるのは、だいたい5割程度じゃないでしょうか。それぐらいの余裕を残しておかないと、それこそ片付けをしたり、調べ物をしたり、人に会ったりする時間がなくなってしまいます。
5割の余裕を残しておくと、一見、仕事が遅くなるように思うけど、実はそのほうが生産性が高くなるのです。時間も収納といっしょで余裕率は本当に大事です。(p141)
具体的な片付けのやり方などは類書と大きく変わるわけではないので、この余裕率という考え方を公私を問わず取り入れていく、というところが著者らしさではないかと思った。
抄録
20
一番の原因は、「ものの処理の先送り癖」でした。
26
要するに、立ったり歩いたりする時間が長い人ほどやせるし、寝転んだり、背もたれによりかかって座ったりしている人ほど、太るわけです。前述のように「座りっぱなし」というのは健康にも最悪で、とにかく、日常でこまめに動くことが、健康にもダイエットにもつながってくるのです。
33
-/-とにかく、「ふだん使っているもの以外は原則捨てる」というルールを作りました。ふだんというのは、目安として、季節もの以外は「1ヵ月」、季節ものについては「1年以内」としました。断捨離を始めてみて、まず驚いたのが、「いかに、ふだんよく使っているものがボロボロか」という事実です。つまり、私たちは、
・愛用している2割のものはボロボロ
・使わない8割のものは新品のままスペース占有
という状況に置かれていることが多いのです。