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箴言集 #2

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目次

1概要
2箴言

履歴

editor唯野
2000.11.23公開
2004.11.1修正
2020.2.24修正

概要

個人的な箴言の精選 Part2。ここには Den の中からのお気に入りをまとめている。ここで紹介される警句はポジティブなものが多いので啓発されることが多くためになっている。

箴言

支配したり服従したりしないで、それでいて、何ものかでありうる人間だけが、ほんとうに幸福であり、偉大なのだ――ゲーテ

古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ――松尾芭蕉

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる。新しいものが出てきたときに、そのほうが自由に対応できるから――リーナス・トーバルズ

真の幸福は穏やかなものであり、華美や騒音を忌み嫌う。真の幸福はまず自分ひとりを楽しむ所から始まり、次いで、選りすぐったほんの一握りの友人との交際から始まる――ジョーゼフ・アディソン(英詩人)

発明とは、それが人類にとって本当に必要なものなのかを判断する能力である――トーマス・エジソン

快楽を得ようと努力するのではなく、努力そのものの中に快楽を見出す。それが私の幸福への秘訣だ――アンドレ・ジイド

明治維新の改革を成就したものは、二十歳前後の田舎の青年であって、幕府の老人ではなかった。何事によらず、革命または改良ということは、必ず新たに世の中に出てきた青年の力であって、従来世の中に立っておったところの老人が説をひるがえしたために革命または改良が行われたという事は、ほとんどその例がない――正岡子規

人々が気兼ねなしに間違いを犯せるような、そういう雰囲気を作りだす必要がある。間違いをしなければ、どこにもたどり着けない。科学的方法とは、もともと間違いを犯すことを想定しているのだ――ゴードン・フォワード(チャバレン・スチール)

実業とは、業を実行することをいう。実行して成果をあげねば実業とはならない。いわんや、考えるだけではだめだ――小倉正恒(住友)

君子は行いをもって言い 小人は舌をもって言う――王陽明

誰よりも、三倍、四倍、五倍勉強する者、それが天才だ――野口英世

やるべきことが決まったならば執念をもってとことんまで押しつめよ。問題は能力の限界ではなく、執念の欠如である――土光敏夫(石川島播磨重工業)

仕事が楽しみならば人生は楽園だ。仕事が義務ならば人生は地獄だ――ゴーリキー

傍観者ではダメである。どんな仕事でも、当事者になることが肝心である――藤田 田(日本マクドナルド)

やってみせ、言ってきかせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ――山本五十六

ある者は明日に、他の者は来月に、さらに他の者は十年先に希望をかけている。一人として、今日に生きようとする者がいない。――ルソー

事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない――勝海舟

人生において、万巻の書を読むより、すぐれた人物に一人でも多く会うほうが、どれだけ勉強になるか――小泉信三(経済学者)

とにかくやってみろ。やってみてから文句を言え。やりもしないで本から読んだり、人から聞いて、そうなりますと、わかったような事を言うな――小林大祐(富士通)

社員には企業のビジョンを明示せよ。そうすれば、社員は自主的に自分の頭と足を動かして役割を果たすようになる――浦上 浩(リョービ)

発想の原点なんて単純なことで、みんなが考えていることにすぎない。要は、やるか、やらないかの違いだけ――大久保 秀夫(新日本工販)

いつかできることはすべて、今日でもできる――モンテーニュ

平社員より部長、部長より取締役、取締役より社長のほうが偉いといった権威主義と、少数の役員が情報を独占する秘密主義が会社をダメにする――丸田 芳朗(花王)

今日の若い人々は学校を出て就職する時、名の通った大会社に入りたがるが大会社に入れば一生楽に暮らせるわけではない。どこでも激しい生存競争はあるし、偉そうに振舞えても単なる機構の一部の上で踊っているかかしに過ぎぬ。中小企業に進んで就職する方がよほど身のためになる。
中小企業で仕事をするということは、その目的がサラリーマンになることではない。将来独立自営の主になるのが目的なので、仕事はその見習いが主になる。したがってサラリーマン希望で入ったら大いに当てが外れるだろう。むしろ月給はいらない、手に職を与えてもらう、その道の専門家に生き方を教わる心構えで入らなければならない。
――小林 一三(阪急グループ)

規制や規則は大幅に撤廃するのがよい。細かい規制や規則があると、人間は創造的な仕事を伸び伸びとしなくなる。第一、規制や規則のなかに人間が埋もれて活性化できない ――飯田 亮(セコム)

大事をなそうと思うなら、小事を怠るな。小事が積もって大となるのだ。大事を望んで小事を怠り、できそうにない難しいことを望んで、やればできるやさしいことをおろそかにするから、結局大事をしとげることができないのだ――二宮 尊徳

知る者は言わず 言う者は知らず――老子

英雄とは、自分のできることをした人だ。凡人は自分のできることをせず、できもしないことをしようとする人だ――ロマン・ロラン

困難は良き師友であり、社会は学校である――スマイルズ

何としても二階に上がりたい、どうしても二階に上がろう。この熱意がハシゴを思いつかせ、階段を作りあげる。上がっても上がらなくてもと考えている人の頭からはハシゴは生まれない――松下 幸之助

少にして学べば壮にして為すなり
壮にして学べば老いて衰えず
老いて学べば死して朽ちず――佐藤 一斎(儒学者)

誰も信用しない人間は、誰からも信用されないものである――ハロルド・マクミラン(英首相)

思案に余る一大事に出会ったときは、一大事と考えるから決断がつかない。大事の思案は軽くすべし。武士は何事も七呼吸で決断せよ――鍋島 直茂(葉隠)

命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困る。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業は成し得られぬなり――西郷 隆盛

私利私欲の人、自己顕示の人は全然評価しない。大きなスケールでものを考える人は、右であれ、左であれ、共感を覚える――中山 素平(日本興業銀行)

今日なし得るだけの事に全力をつくせ、しからば明日は一段の進歩があろう――ニュートン

充実した一日が幸せな眠りをもたらすように、充実した一生は幸福な死をもたらす――レオナルド・ダ・ヴィンチ

想像力は知識よりもっと大切である――アインシュタイン

偉大なる国とは、偉大なる人物を産する国である――ディズレイリ

一番のモットーは、他の人が既にやってしまったことはやらないこと――井深 大(まさる)

人間の目は失敗した時初めて開く――チューホフ

少年老い易く学成り難し 一寸の光陰軽んずべからず――朱熹

役立つ人間だと人に思われたいならば、それを口にだすな――パスカル

肩書きは愚か者の飾りにすぎない。自分の名だけで十分だ――フレデリック2世(ローマ皇帝)

知ることは力である――ベーコン

前途は遠い。そして暗い。しかし恐れてはならぬ。恐れない者の前に道は開ける。行け。勇んで。小さき者よ――有島武郎

誠実にまされる知恵なし――ディズレイリ

人生には夢と希望と、少しのお金が有ればいい――チャールズ・チャップリン

其の人を知らざれば、其の友を見よ――孔子

何もないのに守りに入り、20才や30才で老齢年金の事を考えてちゃ、やっぱり首から鎖は取れないよ。首輪を切ろうとしたら、自分の首を切るくらいの覚悟がなくちゃ。ワイルドな犬は、首を傷だらけにしても、そうするんだ――落合信彦

他人を感動させようとするなら、まず自分が感動せねばならない。そうでなければ、いかに巧みな作品でも決して生命ではない――J・F・ミレー(画家)

高く昇ろうと思うなら、自分の足を使うことだ。高い所は、他人によって運ばれてはならない。人の背中や頭に乗ってはならない――ニーチェ(思想家)

社会に対して何を望むかよりも、自分が社会に何を奉仕できるかを考えるべきである――ケネディ

私は、常に楽天主義である。事業は常に盛衰興廃が伴う。その都度これが為に精神を動かしているようでは、到底健康の維持ができるものではない。私は、何事にも即刻主義者である。悪いと思ったら即中止し、良いと信じたら即刻始める――浅野総一郎(浅野財閥)

Boys, be ambitious, not for money, not for selfish accomplishment, not for that evanescent thing which men call fame. Be ambitious for attainment of all that a man ought to be.  Clark, William Smith
青年よ大志を抱け。富や自らの功績のためではなく、いわゆる名声と呼ばれるはかない物のためではなく、人が備えねばならない物を身につけるために大志を抱け――クラーク博士

私の第一の目標は一生エンジニアとして働くことでした。ですから昇進はしない。管理職にはなるまいと誓ったのです。そして実際、管理職になったことはありません。なぜみんなが肩書きを欲しがるのか、いまだに理解できません。今でも私はアップルの一員で、給料をもらっています。でも組織図ではずっと最下部にとどまっています。部下を持ったこともありません。
私はただ好きなことをしていたい。それは会社を経営することでも、他人に命令することでもない。私はほとんどの人よりもずっと素晴らしい人生を送ってきました。おそらくエンジニアの成功というのはこうしたことなんでしょう。
――スティーブ・ウォズニアク

それまでに経験した失敗は、人生観を見出すための月謝と思えば、安いものだ――堤康次郎(西武)

自分を磨くためには、大きな人に会うことです。若い人たちによく話すのですが、同時代に生きる大人物には、ものおじせずにお会いなさいと。対面すること、対面しようと努力することで、人間力は確実に強まるのですから――福原義春(資生堂)

私は人の悪口を言わないようにしている。誰についても私が知っている全ての長所を言うように努めている――ベンジャミン・フランクリン

評論家はいらないのです。反対意見は大いに結構、しかし必ず代案をだしなさい――堀場雅夫(堀場製作所)

年寄りは若い者に貯金をしろと言うが、それは間違っている。最後の一銭まで貯めようなどと考えたらいけない。自分に投資しなさい。私は 40 才になるまで、1 ドルたりとも貯金をしたことがない――ヘンリー・フォード

人は大きな目的をもってこそ、おのずから大きくなる――シラー

決心する前に完全な見通しをつけようとする者は決心することができない――H・F・アミエル(文学者)

生涯を通じて打ち込める仕事を持てるかどうかで、人生の幸不幸が決まります。まず、働く意義を見つけることです――稲森 和夫(京セラ)

人類は戦争に終止符をうたねばならない。さもなくば、戦争が我々に終止符をうつだろう――ジョン・F・ケネディ

私が学んだ教訓は、的を絞ることです。一つか二つのものを取り上げたらそれに全てをかけ、必ず成功するようにあらゆる手を打つのです。他のことに気をそらしたりはしません――ミッチェル・ケイパー(ロータス)

名君は呼びつけにできない臣下を持つ――孟子

未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである――アラン・ケイ

信実と誠実となくしては、礼儀は茶番であり芝居である――新渡戸稲造

僕が今までやってきた仕事の中で一番大切な仕事は、一緒に仕事をすべき本当に優秀な人物を探すことです。一人でできない仕事を成功させるためには、優れた人物を見つけなければいけないのです――スティーブ・ジョブズ

私が確信できることがたったひとつだけある。それは確信できる事はほとんどないということだ――サマセット・モーム

権威を引いて論ずるものは才能を用いるにあらず、ただ記憶を用いるにすぎぬ――レオナルド・ダ・ヴィンチ

自らの運命をコントロールせよ。さもなければ、他人にコントロールされることになろう――ジャック・ウェルチ(ゼネラルエレクトロニック)(一部改訳)

新しい技術への挑戦というリスクを取らない方がリスクは大きい。この世界では、何もしないことが一番大きなリスクになる――ラリー・エリソン(オラクル)

私は起業家という言葉をいつも拒否してきました。『会社を始めよう、何の会社にしようか』では決して成功はないと思います。私は何よりもまずソフトウェアの開発者なんです――ビル・ゲイツ

人生の目的は行為であって、思想ではない――カーライル

朝7時に起き、夜11時に就寝すれば、たっぷり16時間ある。大抵の人は一日中なにか仕事をしている。ただ一つ違うのは、彼らの仕事は非常に多岐にわたり、私はたった一つの仕事に全てのエネルギーを集中する点だ――トーマス・エジソン

いまやっていることが楽しくてしかたない。仕事という意識は全くない――ジェリー・ヤン(Yahoo!)

世に生を得るは、事を為すにあり――坂本竜馬

人間とは、生来のものであるのでなく、獲得されるものである――ゲーテ

若者は、自分を人と違ったものにする個性の種を一つでも探し出して、全力を尽くして育て上げることだ。社会と学校はこの種を奪い、誰も彼も一まとめに同じ鋳型に押し込めようとするだろう。だが、この種を失ってはいけない。それは自分の価値を主張するための、ただ一つの権利だから――ヘンリー・フォード

何々になろうとする者がおおいが、何々をしようとする者は少ない――長岡半太郎(物理学者)

何でも一人でやろうと考えるよりできるだけ多くの人の力を借りた方がいい――早川種三(仙台放送)

一事を考え終わらざれば他事に移らず。一書を読了せざれば他書をとらず――西田幾太郎

交際の奥の手は至誠である――渋沢栄一(第一国立銀行・王子製紙)

もしあなたが、過失を擁護する態度をとるだけであれば、進歩の望みはないだろう――チャーチル

子供の教育については、勉学の欲望と興味を喚起することが一番大切である。でないと結局、本を背負ったロバを養うことになる――モンテーニュ

何か大計画をしようとするとき、横から口をはさむ者がいてもあまり気にしないことにした。とても無理だ、というのが彼等のきまり文句である。私はそういう時こそ努力すべき最善の時だと思っている――カルビン・クーリッジ(米大統領)

有望な仕事があるが資本がなくて困るという人がいる。だが、これは愚痴でしかない。その仕事が真に有望で、かつその人が真に信用ある人なら資本ができぬはずがない。愚痴をこぼすような人は、よしんば資本があっても大いに為す人物ではない。――渋沢栄一(実業家)

社員の中には知恵がある人間がたくさんいる。そういう人達から自由さ、創造の喜びを奪ってはいけない。無鉄砲なくらいのチャレンジをさせなくては、企業の若さは保てない――松本 望(パイオニア)

技術者はおもしろい話しを聞くと、絶対モノにしてやろうと挑戦意欲をかきたてられます。だからトップに立つ者としては、いかに技術者を燃え上がらせるようなテーマを探し出すかが重要なんです――立石 一真(オムロン)

人間が出来ていなければ人は動かせない。そして出来、不出来は部下が一番良く知っている――露木 清(伊勢丹)

教育の目的は、機械を造ることではなくて、人間をつくることである――ルソー

人生で一番の幸福は仕事と趣味が一致すること。その仕事に興味がもてなかったら早く足を洗う――井深 大

まず強い目標を立てる。それを達成するためにあらゆる技術を動員する。できそうだったらやってみようというのとは大きな違いがある――井深 大

一般に日本人は肩書きを尊びますが、実はこれほど有害なものはありません。自分自身を見つめることを妨げるからです――宮澤次郎(トッパン)

朋友に三の要法あり。一には過失あるを見てはこれをいさめあかし、二には好事ある時は深く随喜し、三には苦厄においても捨てざるなり――因果経

青年の第一の責務は、自己に最適の仕事を知ることである――グラッドストン

もっといい時代はあるかもしれないが、これは我々の時代なのだ。我々はこの革命のただなかに、この生を生きるよりほかはないのである――サルトル

功績というものは、人が何か特別に頑張った時に判断すべきではない。その人間の日頃の行ないで判断されるべきものである――パスカル

その女性が男であったら、友に選んだであろうような女でなければ、これを妻として選んではならない――ジューベール(思想家)

やはり、重要なのは、どういう貢献ができるのかとか、自分のやっていることに、やりがいを感じられるかどうかではないでしょうか。それに、お金というのは、大きなモチベーションにはならないとも思います。
結局、成功している人というのは、やっている中味に関心と情熱を持っていて、モチベーションというのもその中味から出てきているんです。壁にぶつかった時に乗り越えるには、自分たちの持っているビジョンに対する情熱で乗り越えるしかないんです。――アレン・マイナー(日本オラクル)

人の小過を責めず、人の陰私をあばかず、人の旧悪をおもわず。三者をもって徳を養うべし。またもって害に遠かるべし――洪自誠『菜根譚』の著者

僕はよくリスクテイカーだと言われます。でも、本当はそうじゃない。限りある自分の人生を、精一杯やったんだと思いたいだけ。人生を後悔するという最大のリスクを回避しているんです――三木谷浩史(楽天)

つねに行為の動機のみを重んじて、帰着する結果を思うな。報酬への期待を行為のバネとする人々の一人となるな――ベートーベン

君は作家である。書かざるをえない時のほかは決して書いてはいけない――トルストイ

世の中で一番強い人間とは、孤独で、ただ一人で立つ者なのだ――イプセン