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安野光雅
散語拾語

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書誌

author安野光雅
publisher朝日文庫
year1999
price680+tax
isbn2-264208-4

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2000.5.23読了
2000.6.5公開
2000.7.10修正

安野光雅といえば柔らかい色彩が特徴の画家で、私もこの人の絵は好きである。しかし、この人は本書を見ても分かるようにエッセイストとしても名を成していて、実際になかなかおもしろい本が多い。その一番の特徴は「ためになりそうでならない」小話がたくさん出てくるところだろう。しかし、中には自分が持っていた常識を覆されるような意外なものの見方が紹介されていることもあって、私などはそういった辺りの魅力に惹かれて読んでいるといった方がよいかもしれない。まあ、そういう本から更に部分を取り上げたこの読書ノートなどは、さしずめ本書の書名に従うならば「散々が窮」といったところであろうか。まあ、「そんなアホなことを考えている暇があったら、他のことをせい」といわれそうなので、能書きはこのくらいにして内容の紹介に移るとしよう。

抄録

13

「ゴールデンバット」が発売されたのは 1906(M39) 年のことで、当時は 10 本で 4 銭だった。(今ではとにかく安いタバコといった方が話が早いかもしれない。:唯野注)

27

スイスでは家を建てるときに、その家が空間的にどの程度を占め日照や景観にどう影響するのかを仮の柱を立てることで事前に示し、住民の異論がないことを確認してから建築に取り掛かる。

33

留学が珍しかった時代には「洋行した回数」が履歴になりえたということ。