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山本明正
OBSIDIAN 次世代型のメモアプリ
Zettelkasten 知的生産の技術を超えて

ガイド

入門書ですがWebも苦手という人向け

書誌

author山本明正
publisherAkimasa Net
year2023
price1100+tax
isbn979-8863839080

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2024.6.4読了
2024.6.28公開

Obsidian本ということで『Obsidianで”育てる”最強ノート術』と合わせて読んでみた。が、こちらは「非英語/非ITユーザのための入門書」となっており、前掲書に比べると私の場合はかなり物足りない内容だった。恐らく想定する読者としてはこの種のノートツールを初めて利用するITに詳しくないPCユーザ──ということだと思うが、インストールや著名なコミュニティプラグインなどはWebで十分に情報は得られるので、立ち位置が微妙に感じる。冒頭も雑文つながりという印象だった。

もっとも評価するならば、本書自体も、Obsidianで構想を練りリンク機能を使用して書籍の体裁としてまとめられており、実際のinputからoutputまで完結できるツールであることを証明している点が挙げられる。また、自費出版に近いものだと思うので、その辺も同人誌風というか今風ではあると思う。

抄録

4

私が本書をまとめる過程で強く感じたことは、Obsidianが、”自分で考える力”を身につけるにはまさに最適のツールであるということです。-/-

24-25

いずれにせよ、両者(梅棹忠夫とニクラス・ルーマン:唯野注)共に、1枚のカードには1項目のみ書くことを徹底しています。常に情報の”粒度”を意識しており、最低限の文字数でまとめることが大切だと考えているのです。

梅棹忠夫は、次のように言っています。

「カードは、メモではない」。「豆論文を執筆するのだ」。

25

-/-いわゆる分類は行わず、あくまでもカード同士のつながりが重視されます。-/-