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増井敏克
あらゆる情報をつなげて整理しよう
Obsidianで”育てる”最強ノート術

ガイド

Obsidianを使ったデータ抽出まで扱われておりgood

書誌

author増井敏克
publisher技術評論社
year2023
price2000+tax
isbn978-4-297-13719-9

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2024.5.28読了
2024.6.5公開

PKMツールとしてMarkdown記法のものとしてはJoplinを使ってきたが、ObsidianではWikilinkが使えるため、本が出ていたこともあり読んでみた。実はJoplin導入時にはObsidianほかも比較インストールしているが、このときにはJoplinの方がUIが直感的に感じられ、Markdownエディタ単体ならWZを使えばよいので、Joplinを選択した経緯がある。

ざっと読んでみると、Obsidianのインストールから基本的な使い方、DataviewプラグインとJavaScriptによるデータベース的なクエリ実行までを扱っている。またリンクが強力なので、階層構造よりもリンク主体の情報整理という方向性で説明されているが、Obsidianの場合には私もこれが正しいアプローチだと思う。

特に本書を読むまで私もDataviewプラグインで集計までできるとは知らなかったので、これはよい勉強になった。(もっとも実質的にSQLなのでIT系の人でないと敷居が高いかもしれない。)また、プラグインが揃っており、アウトラインをマインドマップ風にも表示できるようなので、とりあえずしばらくDaily Noteを日記用に使ってみようと思う。

抄録

22

そこで、Wikipediaのようなリンク型の構成を自分のノートでも実現することを考えます。ノート間をリンクでつなげて管理していれば、分類を意識する必要はなくなります。

32-33

Obsidianでもこのような記法(wikilink:唯野注)が用意されており、ノート内で角括弧を2つ並べて挟むだけで、他のノートにリンクできます。-/-ファイルが存在しなければ、リンクをクリックしたときに自動的にファイルが作成されます。-/-

こうした内部リンクは「アウトゴーイングリンク」とも呼ばれ、他のページに飛ぶためのものです。このリンクだけであれば、多くのツールが備えています。しかし、Obsidianには「バックリンク」という機能もあります。

これは、あるページにリンクしている「リンク元のページ」の一覧を表示する機能です。/-

35

-/-スラッシュで区切って階層的なタグを使えるのはObsidianのメリットです。

さらに、この階層型のタグでは上位の部分だけで検索できるのも便利です。-/-