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石川和幸
「見える化」仕事術

ガイド

「見える化」の全体を捉えるのに便利です

書誌

author石川和幸
publisherディスカヴァー・トゥエンティワン
year2008
price1440+tax
isbn978-4-88759-677-1

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2016.5.31読了
2016.11.24公開

何冊かこの種の本を読んでみたのだが、手法を一通り紹介する概論という感じが強かった。こういう本を読むと、それではこの本自身がどれほど「見える化」されてるのか、というようなうがった見方もしてしまうのだが、内容的には程よくまとめられており、手法をざっと理解して使えそうなものから適用してみる、という意味では悪くない本だと思う。

抄録

4

そうです、「見える化」は、製造現場を飛び越えて、あらゆる仕事のレベルと質を上げる、強力な道具なのです。

その一方で、巷に紹介されている「見える化」による仕事の改善方法は、異常値や問題点が発生し、それに気がついてから対策を練るという、後手のアクションが中心になっています。残念なことです。

しかし、「見える化」手法のもつ可能性はまだまだあります。私たちの仕事、思考法、コミュニケーションに生かせる部分がたくさんあるのです。

5-9

著者が考える見える化の意義。

  • 自分の考えていることを明確に知り、深める
  • 考えていることを他者に正確に伝え、共有する
  • 思考と仕事のレベルを底上げする(チェックリスト、ToDoリスト)

5

プランニング段階から、思考内容、思考プロセスを「見える化」することで、「あるべき姿」を明確化し、改善し、共有します。どのような作業を、いつ、誰が行なうのかを「見える化」し、実行を確実なものにしていくのです。