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Obra Club
Jw_cadで神速に図面をかくための100のテクニック

ガイド

クロックメニューには未だに慣れませんが...

書誌

authorObra Club
publisherエクスナレッジ
year2018
price3200+tax
isbn978-4-7678-2520-5

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2020.8.22読了
2020.8.30公開

書名の通りJw_cadで速く作図を早く行うためのテクニックを集めた本である。私も正直にいうと一番最初にちょっと人から教わった後は完全に独りよがりに使っていたので、それなりにためになった。ただ、クロックメニューには未だに馴染めず、キーボードでコマンド直接指定という感じである。

一時はAutoCADも使ったが、こういうツールほど最初に覚えた慣れがあるので、なかなか移行が難しい。例えばC++BuilderとVisual Studioでもビルドのキーバインドやオプションの違いはあるものの、まだコードを編集している分にはテキストエディットと考えれば同じである。これがCADになると単に線を引くだけでも違ってくるのでややこしい。

結果として私は何らかの新しいツールに手を出すときは、それがよほど自分の目的から見て「それしかない」というとき以外は、なるべく業界のデファクトスタンダード、それもなるべく世界標準を選ぶようにしている。RDBMSで日本ではPostgreSQLが優勢でもMySQLを選び、LLでRubyが日本生まれだとしてもPerlやPythonを選んできたのは、そういう事情による。ツールをころころ変えて覚え直しているほど時間があるわけではないし、長期的な保守性、トラブルになったときのドキュメントの数などがずいぶん違ってくるからだ。

そういう意味ではJw_cadは日本の建築製図においてはほぼデファクトであり安心できる。個人的に誤算だったのは、実際には作図時間を今の半分以下まで減らしたくて本書を買ったものの、さすがにそこまでは難しそうだということである。まあ、頭を使っている時間が減るわけではない以上しょうがないのか...

抄録

15

本書で使う[設定]-[基本設定]

p.15

17

「線属性」ダイアログでテンキーを押すと1~5がランダム線、6~7が倍長鎖線、8~9が倍長波線にできる。

18

右クリックで仮点、実点、線・円弧の端点・交差点、文字列の左下・右下を選択できる。左クリックは任意の場所の選択になる。