勝間和代
無理なく続けられる
年収10倍アップ時間投資法
ガイド
書誌
author | 勝間和代 |
publisher | ディスカヴァー |
year | 2007 |
price | 1500+tax |
isbn | 978-4-88759-586-6 |
履歴
editor | 唯野 |
2011.03.04 | 読了 |
2011.04.25 | 公開 |
2020.2.25 | 文字化け修正 |
冒頭にも書かれている通りだが著者のいう時間投資法とは以下のことを指している。
- より少ない時間で同じアウトプットを出すための仕組み作り
- 中長期的に見て何に時間を投資すべきかのしっかりした検討
勝間和代も一時期ほどは騒がれなくなって、この手のマッチョな論理は万人受けはしないだろうなとは前々から思っていた。ただ、割とそうはいいながらも正攻法的なことをいっていると思うし、論旨はしっかりしている。結局のところ、学習法的なものは人それぞれであって、最後は王道なしということだと思うので、後はそこをどう各人が捉えるかだと思う。私自身としては読書の含めた学習を完全な投資の手段と割り切ってしまうのには抵抗があるが、学習のためのとっかかりを仕組み化して、その仕組み化する部分にもっと注力すべきだというのには強く同感だった。
というのも、私の場合でいっても、面倒で嫌だと思うものほど、すぐに(=ワンアクションで)取り掛かれるようにしておかないと、やはりなかなか手をつけにくい。更にいうと習慣化したいものはアクションのトリガーを帰宅直後といった環境の変わる場面とセットにして他のこと(=好きなこと)に手を出す前にやるようにするとか、それでも駄目だったものは更に細かいアクションに分解して1分でもいいので手をつけて次につなげるなど――要は社会人はどうしても勉強のための時間の確保が難しいので、いかに続けることを意識するか――といった辺りでは工夫が必要であり、これは気合でどうこうとかいうものではなく、まさしく仕組み以外の何ものでもないと思うからだ。そういう意味では、本書も得るところはあるし、ブームも過ぎたせいか古本でも安くなっているのでお勧めだと思う。
抄録
6
こういった収入要素のうち、もっとも希少で有限な要素は「時間」です。「お金」でも「知識」でも「労働」でもありません。
同感。リソースとしてのお金は最悪借りられるし、物は買えて、人も雇える。しかし、時間だけは取り戻せない。
8 cf.7
このように、「緊急性は低いけれども、必ず将来の時間の節約に役立つ取り組み」を、私は「投資の時間」と呼んでいます。
10 cf.14
本文に入る前に、もう一つ時間管理のポイントをお伝えしておきます。それは、時間管理とは、やることを減らすことと同義だというKとです。