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筑紫哲也
時評・戯評・批評

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書誌

author筑紫哲也
publisher朝日文庫
year1988
price460
isbn2-260513-8

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
1997 ?読了
1998.11.8公開
1999.10.30修正

昔に読んで付箋を貼りっぱなしのまま放置されていた本のうちのひとつ。とりあえず、ばーーっと取り上げる。

抄録

9-19 中曽根康弘

シンボル好きでキャッチコピーとイベントを昔からうまく使う

昭和28年、天皇の白馬に見立てた白く塗った車で選挙運動をする

吉田内閣打倒の急先鋒として海軍士官服(襟章なし)で首相官邸に乗り込んだため、若手時代には青年将校と呼ばれた

時代の雰囲気として求められている家父長的リーダーシップ像を演じる

基本はタカ派で風見鶏と揶揄されるが本質的な部分では変わっていないと見た方が自然

日米運命共同体 不沈空母 四海峡封鎖

  • 運命共同体は本来は民族レベルのものであり国家レベルの意味ではない
  • 不沈空母とは硫黄島のこと。戦中の本土防衛の要といわれた島を指す
  • 間宮海峡を含めるので四海峡となる。だから、これは戦前の言葉

矢部貞治に倣って拓殖大学総長に就任

自分の行動に酔うことを強く求める人間という傾向

43

麻雀を発明したのは清朝の後宮の女性たちだった。白発中は白粉(おしろい)、青黛(まゆずみ)、頬紅(ほおべに)を指す

76 風が吹けば桶屋がもうかる

風が吹くと砂埃で目の不自由な人が増え、その人が生計を立てるために三味線を習い、そのために猫の皮が求められ鼠が増える。鼠は桶をかじるので結果的に桶屋がもうかる