str2nc
概要
指定された任意文字列を加工する NC ルータ用プログラムの生成を行います。(つまりは用途の限定された一種の CAM というかコードジェネレータです。)また、指定されたフォントの画像、及びフォントから取得したアウトラインの画像、更にその座標データを Jw_cad の座標ファイルに袋文字として出力できます。
処理可能な文字はクライアントマシンにインストールされている TrueType フォントであれば縦書き用のものを含め使用可能です。
ダウンロード
Windows 98/2000/XP
サポート
使い方
プログラムを起動したら、加工文字列とそのフォントを指定して「データ作成」すると結果が表示されます。その後、必要な情報を保存してください。また、オプションにより詳細の変更も可能です。オプションの内容は ini ファイルに保存されます。
また、当方での動作確認は 庄田鉄工 NC1U.1012 という NC ルータにて行っています。そのため NC コードは FANUC 系のものが出力されます。
例
アウトライン生成時のスクリーンショット。また、上記より保存可能なデータは以下の通り。
著作権/再配布/免責
本プログラムはフリーソフトです。再配布なども自由ですが、本プログラムに伴ういかなる結果についても作者は関知しません。但し、著作権は作者に属します。
謝辞/補足
フォントのアウトラインを取得する GetGlyphOutline( ) のサンプルに関しましては、GetGlyphOutLine の主要部分 Delphi コード を参考にさせていただきました。お礼申し上げます。但し、Microsoft の How To GetGlyphOutline( ) Native Buffer Format にもあるように、q-spline による曲線座標の取得式は以下のようにしています。
x(t) = (xA-2xB+xC)*(t^2) + (2xB-2xA)*t + xA y(t) = (yA-2yB+yC)*(t^2) + (2yB-2yA)*t + yA
また、この際に取得されるバッファのデータ構造については、同じく Microsoft の How To Draw TrueType Glyph Outlines に詳しい情報があります。また、参考までに当方が実装した C++Builder6 でのコード(ver 1.0.0 抜粋)を示します。
その他、今回のソフトウェアでは JVCL3 の JvColorComboBox と JvEdit を利用させていただきました。非常に便利ですが exe サイズが一気に数倍というのは、さすがにちょっと...
履歴
Ver | 日付 | 内容 |
1.0.2 | 2005.3.16 | 若干の軽量化 |
1.0.1 | 2005.3.5 | 設定画面の Edit 項目で IME が起動しないよう変更、設定画面でのヒントの文言を一部修正 |
1.0 | 2005.3.1 | アウトライン画像再表示時のちらつきをダブルバッファにより抑止、アウトライン画像の保存に対応、JvEdit による数値項目 Edit の右詰化、最大ウィンドウサイズを固定化、その他、細かい修正 |
0.9.3 | 2005.2.24 | センターワークのチェックに調整座標が連動するよう修正、バージョンダイアログ URL の誤記修正 |
0.9.2 | 2005.2.23 | 連続データ作成に対応 |
0.9.1 | 2005.2.21 | NC プログラムでの出力座標の精度向上 (mm -> 1/100mm)、センターワークでの作業に対応、設定画面でのヒントの追加 |
0.9 | 2005.2.19 | 公開版 |