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箴言集 #6

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目次

1概要
2箴言

履歴

editor唯野
2013.06.11公開
2019.04.01修正
2020.02.25文字化けを修正

概要

あまたの書物その他より紡ぎ出されし箴言の数々。その 6。中学・高校時代に記したものが出てきたので採録してみた。今読むと「なぜこんなものを」という箇所もあるが、そのまま列挙している。他に孫子もあったが戦略戦術論の抜粋なのでこれは割愛した。論語・孫子以外は何かの箴言集だと思われるが出典も不明である。

箴言

神は行動しない者を決して助けない――ソフォクレス

第一の財産は健康である――エマソン

考え悩むより体を動かせ――日本のことわざ

心は楽しむべし、苦しむべからず、身は労すべし、休みすごすべからず――貝原益軒

予防は治療にまさる――エラスムス

備えあれば憂いなし――春秋左氏伝

明日の事を思い煩(わずら)うな、一日の苦労は一日にて足れり――聖書

修行の道に限りあらざれば至り止(とど)まる奥もあらじ――上島鬼貴

己れに克つことは、勝利の最大のものである――プラトン

勝って兜の緒をしめる――小幡景憲(かげのり)

忍耐は全ての扉をひらく――ラ・フォンテーヌ

苦患なくして栄光なし、受難なくして栄冠なし――ウィリアム・ペン

諸君自身を外にして諸君の最大の敵は一人もいない――ロングフェロー

強敵は自分自身である――アベベ

成功とは結果で計るべきでなく、それに費やした努力の総量で計るべきである――エジソン

考えること、それがランナーである――ザルバック

とがずに鍛冶うらむな――日本のことわざ

自分は一個の人間でありたい、誰にも利用されない誰にも頭を下げない一個の人間でおりたい――武者小路実篤

人の命はわれにありて元にあらず――老子

生命は黄金を積んでもこれを買うことができない――ホメロス

生きているといえるのはただおまえの今日が明日を待っているときだけだ――ガイベル

人生はときには難破船としか思えないことがあるが、その破片が友情や光栄や恋愛である――スタール夫人

生命があれば希望もある、死んでしまえば何も望むこともできない――テオクリトス

死の恐怖は死より恐しい――バートン

僕達がこの世に生きるのに一番大事なことは自分の本心に忠実になることなり――武者小路実篤

吾(われ)事に於て後悔せず――宮本武蔵

人生はドラマだ、殿様をやる大根もあれば乞食をやる名優もいる――福沢諭吉

歳月は人を待たず――陶淵明

生きるとは夢をみることだ、賢明であるとはこころよく夢みることだ――シラー

私は二年後を慮ってしかかつて生きたことがない――ナポレオン

人の一生には炎のときと灰のときがある――アンリナドーレニエ

木がもし南か北に倒れるならば、その木は倒れたところに横たわる――聖書

生き方どうりの死に方をする、どんな風に死ぬかではない、どんな風に生きるかが問題なのだ――サミュエルバトラー

切実な死の姿も賢者の目には怖れと映らず敬虔な人の目には終わりとは映らない――ゲーテ

人間いたるところに青山あり――日本のことわざ

明日のことを思い煩うな、明日は明日、自ら煩わん一日の苦労は一日にて足れり――マタイ伝 第6章

馬を走らせながら花を見る、馬から降りて花を見る――中国の言葉

堕落した文明以上に恐るべき野蛮人があるか ?――チェンバレン

精神活動のあらゆる分野において、真に優秀な人間とは、常に何事もただては与えられず、すべては代償を払って築きあげなければならぬことを一番良く知っている者のことをいうのである――ヴァリレイ

ユーモアのない一日は極めて淋しい一日である――島崎藤村

本当に上手な俳優は喜怒哀楽の感情を現はしますのに余り大げさな所作や表情をしないものであります――谷崎潤一郎

古人の跡を求めず古人の求めたるところを求めよ――松尾芭蕉

恐くもない人間を恐れるほど馬鹿気たことはないのである。自分は臆病でない人間を知らない。大胆さうな顔をしてゐる男も実は臆病者であり、小心者であることを知ってゐる。ただ度胸が出来、それをあるところでごまかすことができているだけである――武者小路実篤

笑はれることを恐れるよりは、心にないことを言ふのを恐れなければいけない――武者小路実篤

許すのはいい。忘れるのが一番いい――ブラウニング

恩恵を施すものはそれを隠せ、しかし恩恵をうけたものはそれを公にせよ――セネカ

喜びをひとにわかつと喜びは2倍になり、苦しみをひとにわかつと苦しみは半分になる――ティートゲ

汝の心の庭に忍耐を植えよ、その根は苦くともその実は甘し――オースチン

これまでの生涯に何らかの妙機に出会わなかった人なぞ一人もいない。ただ、それを捕えなかっただけの話である――カーネギー

知って行わざるは知らざると同じ――貝原益軒

青春の辞書には失敗というごときことばはない――バルバー・リットン

その日その日が一年中の最善の日だ――エマーソン

決意は遅くとも実行は神速なかれ――ドライデン

敵に勝ったからとて勇者ということはできない。おのれに勝ったとき初めて真の勇者といえる――トーマス・ブラウン

純粋なるものすべて貴し――小川未明

芸術における永遠とは感覚であって時間ではない――高村光太郎

われ以外はみなわが師なり――吉川英治

我われが言おうとする事がなんであろうと、それをあらわすためにはひとつの言葉しかない――モーパッサン

科学におけるすべての進歩は新しい大胆な想像力から出てきている――ジョン・デューイ

明日の我に飽きたり――森川許六

能書家は筆をえらばず――日本のことわざ

一芸に名あれば遊ぶことなし――日本のことわざ

芸は身を助ける――日本のことわざ

能ある鷹は爪を隠す――日本のことわざ

真の知識はすべて直接経験にその根源がある――毛沢東

一道は万芸に通ず――宮本武蔵

文は人なり――高山樗牛(ちょぎゅう)

いつかは終局に達するといふやうな歩き方では不充分だ。その一歩一歩が終局であり一歩としての価値がなくてはならない――ゲーテ

彼は何も知らないのに何かを知っていると信じており、これに反して私は何も知りはしないが知っているとも思っていない――ソクラテス

人々が自分に調和してくれるように望むのは非常に愚かだ――ゲーテ

同感できてももう一度考えるがいい、同感できなくてももう一度考えるがいい――礼記

本(もと)を得ば末を愁うることなかれ――夢窓国師

芸術家とは才能があってもいつでも初心者のつもりでいる人間のことだ――ルナール

いきどおりの文体を用いようとすれば必ず心をいきどおらせねばならない――ゲーテ

言葉は人類によって使われたもっとも強力な薬品である――キップリング

人間は考えることが少なければ少ないほどよけいにしゃべるものだ――モンテスキュー

発明の秘訣はたえまない努力にある――ニュートン

士判れて三日、即ち更に括目して相待つ――呂蒙

断じて敢行すれば、鬼神もこれを避く――趙高

国破れて山河在り――杜甫

智は人を知るより難きはなし――論語

善く士たる者は武ならず――老子

人の患いは好んで人の師となるにあり――孟子

人に勝たんと欲する者は必ず先ず自らに勝つ――呂氏春秋

日日新たなり――湯王

彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うべからず――孫子

顧みて他を言う――孟子

天知る地知る子知る我知る――楊震

人間を理解する方法はたった1つしかない。それは彼らを判断するのに、決して急がないことだ――サント・ブーブ

友とぶどう酒は古いほど良い――イギリスのことわざ

困難に出会ったとき、はじめて真の友がわかる――キケロ

困っている友とつきあう友は一番たのもしい友である――プルターク

出る杭は打たれる――日本のことわざ

友情は植物のようには早く育たない――ピエール・ベイル

黙っていてもおたがいの気持ちをはっきりわかり合えるのが友である

その人を知るには、その友を見よ――史記

友を責めるときはひそかに、ほめるときはみんなの前でせよ――ヨーロッパのことわざ

人に注意するのはやさしいが、自分が規範を示すのはむずかしい――不明

会ってじかに話すのが、悪感情を一掃する最上の方法だ――リンカーン

陰徳あるものは必ず陽報あり――淮南子

友をみつけるのはやさしいが友を保つのはむずかしい――ロシアのことわざ

過ちて改めざる、これを過ちという――論語

己の欲せざるところは人に施すことなかれ――論語

臥薪嘗胆――十八史略

管鮑の交わり――史記

乾坤一擲――韓愈

塞翁が馬――淮南子

過ぎたるはなお及ばざるがごとし

千丈の堤も螻蟻(ろうぎ)の穴を以て潰ゆ――韓非子

惻隠の心――孟子

貧者の一灯――阿闍世王受決経

叩けよ、さらば開かれん――マタイ

自分の事を賢者と考えている人間はこのうえもない馬鹿者である――ボルテール

用心と忍耐、この2つを守りさえすれば成功は間違いない――ツルゲーネフ

幸福を得る唯一の方法は幸福そのものを人生の目的とせずに、幸福以外の何かを人生の目的とすることである――ミル

楽は苦の種、苦は楽の種――徳川光圀

学問は飯と思うがよい、満腹するためである、他人に見せるためではない――三浦梅園

学びて思わざれば則ちくらし――論語

学びて足らざるを知り教えて究めざるを知る――孔子家語

教育の根は苦いが、その果実は甘い――アリストテレス

学問はじつにゆっくりと這うように動いていく――テニソン

ペンは剣よりも強し――ジョージ・ブルワトリン

悪賢い人は勉強を軽蔑し、単純な人は勉強を称賛し、賢い人は勉強を利用する――フランシス・ベーコン

愉しみのないところから、ためになることは出てきません。つまり、あなたが一番好きなものを勉強なさるがよい――シェークスピア

天才ってのは自分を信じることなんだ――ゴーリキー

独学にもそれ相応の価値がある。野生の果実も熟せば温室の果実とは別個の風味がそなわる――ファーブル

玉磨かざれば光なし――実語教

こつこつと努力する者は最後に勝利を得る――イソップ

多くを問う者は多くを学ぶ――イギリスのことわざ

「今でなくとも」が「遂にとうとう」になることは実に早い――ルター

勤勉の習慣を養うのに一番大切なことは思い切って着手するということである――ヒルティ

知識は力なり――フランシス・ベーコン

知識はすぐに覚えるが、叡智はなかなか身につかない――テニソン

無知をおそれることなかれ。偽りの知識をおそれよ――パスカル

知識はよい。だが実行力はさらによい――ガイベル

子曰く「人の己を知らざるを患へず、人を知らざるを患ふなり」(他人が自分の良さを認めないことよりも、自分が他人の良さを見出せないことの方が心配だ)――論語 学而 第一

子曰く「由、汝に知るを誨(おし)へんか。之を知ると為し、知らざると知らじと為す。是れ知るなり」――論語 為政 第二

子曰く「三軍も師を奪ふべきなし。匹夫も志を奪ふべからず」(大軍も団結しなければ司令官を奪える。しかし一人の人間でもその意志は奪えない)――論語 子罕編

子路政を問ふ。子曰く「之に先んじ之を労す」益を請ふ。子曰く「倦むこと無かれ」(子路が政治の要点を聞いた。「率先して人民の先頭に立って働く」もう少し深く教えて欲しいと願った。「今いったことを飽きずにやり通すこと」と答えた。)――論語 子路 第十三

子曰く「之を如何せん。之を如何せん」といわざる者は、吾れを如何ともする末(な)きのみ(「どうしようか、どうしようか」といわない者はいくら私でもどうしようもない)――論語 衛霊公 十五

子貢問ひて曰く「一言(いちごん)にして以て終身之を行ふべき者有りや」子曰く「其れ恕か。己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ」――論語 衛霊公 十五

己立たんと欲して人を立て、己達せんと欲して人を達す――論語 雍也

子曰く「過ちて改めざる。是を過ちと謂ふ」――論語 李氏 第十六

子曰く「益者三友、損者三友。直きを友とし、諒(まこと)を友とし、多聞を友とするは、益なり。便辟を友とし、善柔を友とし、便佞を友とするは損なり」(ためになる友に3種、損になる友に3種あり。正直な人、誠実な人、見聞の広い者を友とするのは益である。迎合的で、人当りのみで、口先だけの友は損である)――論語 李氏 第十六