鷲田小彌太、堀川哲、アルバート・ピアセント
鷲田小彌太の海外留学入門
ガイド
アメリカの大学への留学に特化した手引書
書誌
author | 鷲田小彌太、堀川哲、アルバート・ピアセント |
publisher | 東洋経済新報社 |
year | 2002 |
price | 1600+tax |
isbn | 4-492-04167-2 |
履歴
editor | 唯野 |
?.10.30 | 読了 |
2021.8.7 | 公開 |
はるか昔に一読したままとなっていた本。埋もれていたのが出てきたので読書ノートにしてみた... 他にもこういう本がまだあり何とかしたいものである。
抄録
21
40年前は、留学したいが、できるとは思われなかった。もし行けたとしたら、幸運この上なかった。さらに、留学という「実績」が未来を大きく、明るく約束するという計算をすることができた。
もっとも、こういうことは知っておいてほしい。
1960年代、70年代に、私費で留学した人の何人かにはなしを聞く機会があった。「幸運」でしたね、というと、「そんなことはなかった」と異口同音にいうのである。
22 cf.36
(現代では:唯野注)重要なのは、留学することではなく、どこに留学し、何を勉強し、どういう知識や技術を身につけ、どういう資格を取るかということにつきる、といっていいほどになったのである。逆の面からいうと、留学しただけでプレミアがつくということはなくなった。-/-
24 cf.66-67
アメリカに留学するのがいい、という理由は、国際情勢の変化がもたらしたものだ。アメリカにはすべてがある、などとはいわない。しかし、アメリカには日本で学べないものがたくさんある、ということはたしかだ。それもすぐれたものだ。アメリカの優勢は、アメリカの大学に反映している、というのがわたしの言い分である。他のどこでもなく、アメリカの大学に行きな、とわたしはいいたいのだ。