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本田直行
レバレッジ人脈術

ガイド

書誌

author本田直行
publisherダイヤモンド社
year2007
price1429+tax
isbn978-4-478-00275-9

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2008.10.14読了
2012.3.25公開
2012.3.26修正
2020.2.25文字化け修正

本書ではギブ・アンド・テイクはともかくギブ・アンド・ギブの人間関係には上から目線が感じられ、それゆえにコントリビューションという考え方が示されているが(cf.24)、「リターン」「レバレッジ」のための「コントリビューション」というのも、何となく功利主義的というか、計算高いというかそんな感じがする。むろん本書では、

しかし、「レバレッジ人脈術」はまさにその考えの対極にあるような考え方なのです。人に頼ったりお願いしたりするのではなく、あくまでもコントリビューションで関係を深めながらお互い切磋琢磨し、関わった全員が相乗効果を得ていこうという精神です。-/-

とあるので、私が少しうがった見方をしているだけなのだろうが... ちなみに、内容的には、それほど突飛なことが書かれているわけではない。つかみとなる書名は少し過激だが、内容的には割と普通――という、そういう意味では著者の一連の著作と共通である。その辺は抄録のほうをご覧いただければと思う。

抄録

5

先ず肝心なのは、誰を知っているかではなく、誰に知られているかです。-/-

-/-むしろまったく逆に、人から頼りにされるぐらいでちょうどいい気がします。-/-

さらに言うと、私の考える人脈とは、情報を交換したり、人を紹介したり、刺激し合ったりして、一緒に成長していけるようなマインドの高い仲間のことです。-/-

8 cf.9

今の仕事に関係のある人脈 = 現在人脈は、仕事の流れの中で意識しなくてもできていきました。ところが、「未来人脈」は自分から意識してつくっていかないと、作ることはできません。-/-

10

人と会うには事前のインプットが欠かせません。人にアウトプットできるもの、貢献できるものがなければ、なかなか会ってくれないでしょうし、その出会いが価値あるものになっていかないでしょう

だから、インプットのためには自己投資が必要なのです。会う人の数が多ければ多いほど、その質も量も増やしていく必要があります。つまり、それをきっかけに自分も切磋琢磨できるわけです。