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飯塚 豊
間取りの方程式
心地よい住まいを組み立てる技術

ガイド

間取りの入門書として分かりやすい

書誌

author飯塚 豊
publisherエクスナレッジ
year2014
price1800+tax
isbn978-4-7678-1850-3

目次

1本文
2抄録
3132-133

履歴

editor唯野
?読了
2022.8.30公開

著者の間取り手法を説明したものだが、学生にも向けて書かれているので分かりやすい。

もっとも建築はこれが正解というものはなく、住まい手と設計士によっては全く異なる結果になることもよくあるので、もちろんこれもひとつのセオリーに過ぎないといえばその通りである。しかし、それでも木造の住宅として考えればある程度の共通するルールもあるわけで、そういう基本を押さえる意味では良書といってよいと思われる。

後はやはり類書をいくつか併読するのに加え、建築は間取りが全てではないので(構造や設備、もちろん敷地や予算の制約もあるから)そういう視点も持つのが重要だと思う。

抄録

16

大切なのは、悪魔で敷地と建物の関係です。-/-

27

要望の聞き取りは、具体的な床面積や寸法よりも、「新居で実現したいイメージ」を聴くほうが有意義な結果を得られます。このとき有効なのが、クライアントに依頼する「新居のイメージをまとめたスクラップブックづくり」。-/-

28

図面のモノマネは、敷地に対する標準的な部屋のサイズや数量、諸室の関係性を把握するよい訓練になります。-/-

ものづくりに真摯な人ほど、過去の事例に敬意を払い、盗めるところは盗みながら個性を磨くものです。

ハウスメーカーやクライアントの現在の住宅なども参考になる。