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高城 剛
LIFE PACKING
未来を生きるためのモノと知恵

ガイド

書誌

author高城 剛
publisher晋遊舎
year2012
price1600+tax
isbn978-4-86391-671-5

目次

1本文

履歴

editor唯野
2024.12読了
2024.12.17公開

新刊の『LIFE PACKING 60』が出ているが、既刊本である『LIFE PACKING』(2012)、『LIFE PACKING 2.1』(2016)、『LIFE PACKING 2020』(2020)の3冊をまとめて読んでみた。

基本的にはノマドスタイルで世界中を移動しつつ仕事をしている著者が自身の持ち物を極限まで減らした結果として残ったモノを紹介する内容である。海外旅行にはほとんど縁のない私には無用と感じるものも多々あるが、発想などはおもしろい。また、著者自身「健康のためなら死んでもいい」と公言してる通り、健康絡みのサプリや運動器具も多く掲載されているのが特長となっている。

正直なところ、面白いとは思うものの、そのまま採り入れようとまで感じたものはほとんどなく、要は自身のライフスタイルに合わせて断捨離なりを行う際の参考にするのがベストではないかと感じた。こういうものは正解がないのが実際で、かつ継続して改善するものだから、いったんベストと思っても数年後にはそうでないことも多い。今回3冊をまとめ読みすることで、著者自身にもそういう変化があることを強く感じる。もっとも、ここまでくると著者の場合は減らすことが自己目的化してしまっている感もあるが、デジタルガジェットなどの進化の恩恵を貪欲に吸収し、必要なものは自分でも作るという辺りは素直に見習いたいと思う。