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Marcus Hammarberg, Joakim Sunden
カンバン仕事術
チームではじめる見える化と改善

ガイド

カンバンの実践書でこれ一冊読めばOK

書誌

authorMarcus Hammarberg, Joakim Sunden
editor原田 騎郎,安井 力,吉羽 龍太郎,角 征典, 高木 正弘(訳)
publisherオライリー・ジャパン
year2016
price3600+tax
isbn978-4-87311-764-5

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2021.5.8読了
2021.5.10公開
2021.5.13修正

カンバン方式の実践書。概要から応用まで幅広く扱っており大変分かりやすい。日本で生まれたはずのカンバン方式の有益な書籍が翻訳されることで読めるというのは変な感じがするが、それだけ世界で使われているという言い方もできる。

理論書などではなく、またカンバン方式そのものが「すぐに使える」(必要に応じて改善していく)ものであることは大きなメリットである。もちろん本書の最後の方にも記載されている通り、あらゆるメソッドと同様に「カンバン」もメタツールではある。それでも導入コストの低い点で有意義だと思う。

抄録

vi

カンバンのようなビジュアルシステムの目的は、作業の地図を作ることである。-/-、

vii

本書では、マーカスとヨアキムが、カンバンを使ったプロジェクトの3つの要素を挙げている。

  • 見える化
  • WIPの制限
  • 流れの管理

-/-私はこの3つのリストが好きだ。以下の点が明確になるからである。

作業は間に合わせるものではなく、流れるものだ。

8

-/-カンバンはそれらとは違い、今いるところから始めます。自分たちが置かれている状況を理解することを支援するのです。そして、改善のために次に何をすべきかを発見できるようにします」