Win11を23H2から25H2にアップグレード
長らく放ってあったのですが、Windows Updateで手持ちのThinkpad P1 Gen4がWindows11 23H2以降へアップデートできなくなっていたため、調べてみました。状況としては最初の更新を行い再起動後の更新が70%くらいになるとエラーが発生しロールバックされるという流れになっていました。
似たケースの方がおられるか分かりませんが備忘録として対処内容をまとめます。
事前にLenovo公式においてP1 Gen4は24H2以降へのアップグレードに対応していることを確認済ですので、ハードウェアの問題は考えにくいと推測していました。しかしながら、CドライブがWin7や10からアップグレードと複製を続けてきたSSDのため、古いものが残っていることも想定内でした。
原因究明方法
まずアップデートに失敗してロールバックされると、C:\$WINDOWS.~BT\Sources\Panther\以下にログが残ります。確認すべきところとしては以下の2つです。
(1) setuperr.logを直接見る
(2) MSからSetupDiag.exeをダウンロードしたら、cmdを管理者で起動しsetupdiag.exeのあるディレクトリに移動後、以下のようなコマンドで結果を適当なテキストファイルに出力
> setupdiag /Output:C:\home\results.txt
するとログから原因らしきところが出力されますので、これらをまずは対話AIに渡してみます。
対処内容
今回は2つの対処を行うことでアップグレードできました。1つ目はChatGPTが指摘してきた古いRAIDドライバの削除です。以下はログから抜粋された問題箇所です。
SCSI\Disk&Ven_HPT&Prod_DISK_0_0 SCSI\Disk&Ven_HPT&Prod_DISK_1_0 SCSI\Processor&Ven_HPT&Prod_RCM_DEVICE
実際にドライバが残っているのかどうかはデバイスマネージャを起動し[表示]-[非表示のデバイスの表示]を有効にした上で、今回であれば「記憶域コントローラー」以下を確認します。
そういわれれば使ってたかもと思い出すような古いドライバです。当然ながら現在では使っていませんので、デバイスマネージャから全部削除します。

しかしながら、これだけでは駄目でした。ChatGPTはハードウェア側ドライバなどの調査コマンドをいろいろ提案してきましたが、普通にググったところ「メモリ整合性」がOFFになっていると、これまた古いドライバ絡みでアップデートに失敗するようです。
確かに、大昔になぜそうしたのかさえ覚えていませんでしたが、メモリ整合性をOFFにした記憶がありました。
これは[設定]-[プライバシーとセキュリティ]-[Windowsセキュリティ]-[デバイスセキュリティ]-[コア分離]-[メモリ整合性]で確認できます。OFFになっている場合はチェックを行い問題となっているドライバをこれまた削除します。
私の場合は以下の2つでした。
(1) PxHlpa64.sys(古いWinDVDなどが使っていたらしい)、C:\Windows\System32\driversの該当ファイルを削除。また、レジストリの\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Class\{4d36e965-e325-11ce-bfc1-08002be10318}のLowerFiltersにあるPxHlpa64.sysを削除 cf. https://memorandum-000.diary.to/archives/16856040.html
(2) oem217.inf (Brother MFC-6999CDWが使っているらしい)、cmdを管理者で開き以下のコマンドを実行
> pnputil /delete-driver oem217.inf
削除したらメモリ整合性をONにして、再度アップデートを掛けます。なぜかWindows Updateから再試行しようとするとダウンロードからやり直そうとするので、私はISOをDLして、最初の画面で更新ダウンロードをしない、ユーザデータ・アプリをすべて引き継ぐを選んだ上で、最終的にISOから実行しました。
