古川正寿
JBuilder サーブレット開発
ガイド
書誌
author | 古川正寿 |
publisher | ソフトバンク |
year | 2001 |
price | 3,200+tax |
isbn | 7973-1637-3 |
履歴
editor | 唯野 |
2005.3.27 | 読了 |
2005.4.2 | 公開 |
2005.8.20 | 修正 |
2012.1.17 | タグ追加 |
タグ
内容的には JBuilder5 の頃を扱った同ツールを用いて Servlet/JSP の作成を行う本。抄録の方は適時、内容を JBuilder X で置き換えている。Servlet/JSP そのものを学ぶのであれば、やはり『コア・サーブレット & JSP』の方が包括的だとは思うが、本書は逆にいえば実際的であり、特に Servlet/JSP/JavaBean を MVC に対応させて、そのシステム構成を具体的にサンプルとして明示している点で評価できる。
というのも、結局のところ Servlet/JSP も Java である以上、OOP 的に設計されていなければ意味がないし効率的でもなくなるためである。とはいえ、本書は Java の入門書ではないし、Servlet/JSP のネタを扱っているわけでもないので、Java そのものや JavaScript、SQL などに関しての基礎知識は前提条件であり、書名の内容以上でもなければ以下でもない作りとなっている。
そんなわけで、読者を選ぶ傾向のある本だとは思うが、構成を含めて内容は悪くなく、ニーズにあった人であれば意義のある一冊といってよいように思う。
抄録
14
プロジェクトウィザードで付けたプロジェクト名が Java のパッケージ名となる。
22-23
サーブレットウィザードで [単一スレッドモデル] をチェックすると SingleThreadModel インタフェースが実装され、サーブレットコンテナはスレッドをひとつしか生成しなくなる。また、サーブレットの種類のフィルターサーブレット、リスナーサーブレットは Servlet 2.3、JSP 1.2 をサポートするサーブレットコンテナ(Tomcat なら 4.0)で有効となる。
31
JSP ウィザードでタグライブラリとして [InternetBeans Express] をチェックすると、InternetBeansExpress コンポーネントの使用が宣言される。