本間 至
プランニングからディテールまで
最高の住宅をデザインする方法
ガイド
書誌
author | 本間 至 |
publisher | エクスナレッジ |
year | 2008 |
price | 3600+tax |
isbn | 978-4-7678-0708-9 |
履歴
editor | 唯野 |
? | 読了 |
2023.2.20 | 公開 |
タイトルが少々大仰ではあるが、実際の納まり図面が併記されているのは分かりやすくて良い。姉妹書である『最高の住宅をつくる方法』は私には説明が簡単すぎたので、こちらの方がためになった。
内容も住宅関係では一通り載っており、特に奇をてらった納まりが多いというわけでもないので、そういう意味でも必要に応じて見るのがよいと思う。
抄録
10
「合理」とは、道理にかなっていること。では「道理」とは、物事のそうであるべき筋道。「納める」とは、物事が整った状態にする。つまり「プランを合理的に納める」とは、プランを暮らしのそうであるべき筋道にかなった形に整えることをいっている。
-/-このときに大切なのは、暮らしのなかでの動線計画。これは当然のことだが、それ以上に大切なことがある。それはプランを矩形のなかに納めること。暮らしの形をとことん整理していくことにつながる。-/-
12
吹き抜けを、上下階の関係をつくる装置として考えることもできる。-/-
16
-/-回遊できるプランの本質は、暮らしに奥行きをつくり出すこと、とても抽象的な言い方になってしまったが、常にゆったりとした気持ちで暮らせる。このことが回遊できることの一番のメリットだと思っている。