国土交通省 東北地方整備局
東日本大震災の実体験に基づく
災害初動期指揮心得
ガイド
書誌
| author | 国土交通省 東北地方整備局 |
| publisher | 国土交通省 東北地方整備局 |
| year | 2015 |
| price | free |
| isbn | none |
履歴
| editor | 唯野 |
| 2026.8.2 | 読了 |
| 2026.8.10 | 公開 |
表紙裏にある「備えていたことしか、役には立たなかった。備えていただけでは、十分ではなかった。」という言葉が実体験から得られた教訓だとすると、この言葉には相応の重みがある。
また、本書を読むとやはりいかに初動が大切であるかを実感させられるが、それを1時間、1日、1週間という時間ごとに整理しており、長期化を見据えた兵站や部下の休養、反省点も含めた網羅性も非常に高い。これがAmazon Kindleで無料、https://iwate-tsunami.sakura.ne.jp/dl/r000j.pdf からも読めるのは素晴らしい。むろん、基本的には国交省地域整備局幹部向けとしてまとめられているので、そのまま流用できる人は限られると思うが、それでも危機管理に携わる人であれば、一読の価値がある内容である。
内容的には奇抜なことは書かれていない。それだけにいかに普段からの備えが重要かを逆に照射しているとも言え、よくまとまっているので熊本で大地震が再度起こったタイミングも含め、お勧めである。
抄録
2-3
本書は、こうした考えのもと、次の意図を持ってとりまとめたものである。
1. 東日本大震災を実体験した者にしかわからない「経験知」を、関係者共通のものとすること。
2. 防災計画に沿った復旧・復興が軌道に乗るまでの、シナリオのない、最もシビアな決断を迫られる最初の1週間を乗り切るための指針となること。
3. 想定される首都直下や東海・東南海・南海地震などの大規模災害に対して、地方整備局の各クラスの指揮官が心得ておくべき指針としてとりまとめること。
11
-/-初動期に我々が果たすべき役割は、交通路の啓開と、地域支援(通信確保、人材支援、物資支援など)に広がると心すべきである。
12-13
自衛隊との連携、役割分担は極めて重要であり、平時から協定や訓練を通じて遺漏なきよう準備しており、東日本大震災においてにも連携して対処した。-/-
