山と渓谷社(編)
山のリスクマネジメント
ガイド
カラーで大変分かりやすい
書誌
author | 山と渓谷社(編) |
publisher | 山と渓谷社 |
year | 2020 |
price | 2200+tax |
isbn | 978-4-635-0423-3 |
履歴
editor | 唯野 |
2025.1.22 | 読了 |
2025.1.27 | 公開 |
登山におけるリスク管理全般をカラーで説明した本だが、大変よくまとまっている。特にソロ登山ではリスク管理も個人で負うことになるため、きちんとした勉強が必要である。何に備えればよいかがわかるだけでも大きく違うと思うので、程度の差に関係なく山に行くのであればこの種の本を先に読むべきだと思う。
抄録
6
さて、山のリスクには、-/-「地形的因子」「気象的因子」「人的因子」の主に3つがある。実際の遭難事故はこの3つが絡み合って起きているが、人的因子が関係しなければ事故は起こらない。すなわち、遭難事故防止の鍵は、どのように人的因子を排除するか、言葉を替えれば、以下にヒューマンエラーをなくすか、なのである。
7
結局のところ、「危険」が最も危険なのは、その危険を察知できない事にある。問題なのは、なにが危険なのかわからない、危険をシミュレーションできない、危険なことを危険なことだと考えられない、ということなのだ。━菊地敏之『最新クライミング技術』(東京新聞出版局)
8
運動強度とマイペース登高能力テスト。