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若原 一貴
小さな家を建てる。
豊かな住まいをつくる60のヒント

ガイド

小さな家を心地よくするためのポイントに絞った解説本で良書

書誌

author若原 一貴
publisherエクスナレッジ
year2019
price1600+tax
isbn978-4-7678-2595-3

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
?読了
2022.10.31公開

狭小住宅を多く手掛けている設計士による心地よく質の良い小さな家を建てるためのポイントをまとめた本。割と要領よくまとまっているので、こういう家を建てたい人にとっては十分得るところのある本だと思う。むろん設計士によるタイプの違いはあるが、本書で詳細されているポイントは多くの人も納得できるのではなかろうか。

合わせて『小さな家。 時をつむぐ、豊かな暮らし』(エクスナレッジ/2017)という本も一緒に読んだが、こちらはコンパクトにまとまった現在の暮らしを写真を多く紹介したスタイルを解説した本となっている。

抄録

6

その価値観とは、ものをたくさん持たずに暮らす快適さ。-/-

予算がないから仕方なく小さな家を建てる、というネガティブな観念は過去のもの。建築の手法を駆使して、小さくても大きく豊かに暮らせる住まいをつくり上げます。

8

小さな家では、多くのものを持てませんから、住み手は自然と「ものを選び抜く」ことを実践しています。-/-

小さな家だからといって、決してストイックな生活を強いられるわけではありません。-/-ものにふりまわされない、軽やかで心地よい暮らしが約束されます。

11

家づくりには本体工事費以外にさまざまな費用がかかります。私がつくる家の場合、本体工事費が総予算の7割、そのほかで約3割。後者には、一般的に「別途工事」とされる地盤補強、インフラ整備、外構、照明・エアコン設備などの工事費、登記・申請費用、設計監理料が含まれます。-/-