三谷宏治
「大事なコト」から考え、話し、実行する一番シンプルな方法
正しく決める力
ガイド
書誌
author | 三谷宏治 |
publisher | ダイヤモンド社 |
year | 2009 |
price | 1600+tax |
isbn | 978-4-478-00719-8 |
履歴
editor | 唯野 |
2011.11.9 | 読了 |
2012.4.3 | 公開 |
2020.2.25 | 文字化け修正 |
普通のビジネス書。シンプル指向に的を絞っていくのは非常によいと思うのだが、絞りすぎという気もしないではない。ただ、迷いのある人には、いろいろいうのよりも、こういう本のほうが助けになるのかもしれないと思った。
抄録
8
多くの人が間違うのはここだ。
練習より学習の方が簡単 だから、学んだ技をちゃんと練習もせずに(もしくはちょっとやっただけで)次の新しい技の学習に走ってしまう。それでは技が、身に付くわけもない。
9 cf.13
だから、この本では超基本の技を三つだけ紹介する。
①考える = 『重要思考』大事なコトから三段階で考える
②議論する = 『Q&A力』大事なコトを問う・答える
③実行する = 『喜捨法』捨てることを強制する・楽しくするこの三つだけで、十分だ。
23/24/49 cf.41-42/53
さて『重要思考』とはいったい何か。一言で言ってしまえば、
「
一番大事なコト を見定めて、そこから三段階で考える こと」だ。それによって目標を決め、方策の取捨選択をすることができる。それが決めること、だ。
一番大事なコトを決めたら「大戦略(方向性を決める) → 効用・中目標 (優先順位を決める)→ 手段・ツール(効用に対する必要性・効果で決める)」を決める。
たいていの場合、「方向性」(=戦略)があって、「手段」(=品目)がある。でも、それをちゃんと結びつけて、何が大事かを考えられない。