本田直之
無限大の成果を生み出す4つの自己投資術
レバレッジ・シンキング
ガイド
結果にレバレッジをかけるための自己投資の方法
書誌
author | 本田直之 |
publisher | 東洋経済新報社 |
year | 2007 |
price | 1450+tax |
isbn | 978-4-492-04280-9 |
履歴
editor | 唯野 |
2021.7.4 | 読了 |
2021.7.31 | 公開 |
著者の本は『レバレッジ・リーディング』などにもある通り、基本的にいっていることは同じである。やはり最近は時間の使い方を意識することが多く、その意味では本書も参考になった。例えば、
無意識的に小事に取り組んでいるのは、意識的に大事に取り組まないのと同じことである――スティーブン・R・コヴィー『7つの習慣 最優先事項』(p41)
というのは耳に痛いが、全くその通りだと思う。とはいえ、レバレッジがかかるに越したことはないが、やはりそれ以前として本来の目的を意識しないと、『レバレッジ・シンキング』も手段が目的に堕してしまう。本書が説く効率的な自己投資もそういう線上で使えるようになりたいものである。
抄録
3
わたし自身はそもそも面倒くさがりで、何事も遠回りすることが嫌いでした。わたしは二〇年ほど前から常に意識して近道を徹底的に探した結果、このレバレッジ・シンキングのベースが完成し、今日に至るまでこの手法を実践してきました。
14
逆にいうと、競争が激しいスポーツでトップクラス入りするのは、とても大変ですが、多くのビジネスパーソンが練習不足(プロスポーツ選手のトレーニング:試合が80:20に対してビジネスパーソンの自己投資:仕事は1:99であり生産性が低いのは当然:唯野注:)なのですから、少しでも練習すれば頭一つどころか、かなり抜け出すことが可能になるのです。ビジネスでうまくいっている人は、スポーツ選手のように絶えずトレーニング = 自己投資をしているのです。
15 cf.17
その違いの原因は、すべて「考え方」にあります。あなたの考え方を根本的に変える必要があるのです。これがレバレッジ・シンキングで、その目指すところは、「労力」「時間」「知識」「人脈」にレバレッジ(てこの原理)をかけ、“Doing more with less”(少ない労力と時間で大きな成果を獲得する。以下「DMWL」と記します)を実現するということです。