古旗一浩
組版時間を半減する!
InDesign自動処理実例集
for Mac/Win
ガイド
書誌
author | 古旗一浩 |
editor | シータス(協力) |
publisher | 技術評論社 |
year | 2009 |
price | 3600+tax |
isbn | 978-4-7741-3687-5 |
履歴
editor | 唯野 |
2010.6.27 | 読了 |
2010.7.4 | 公開 |
2010.7.4 | 修正 |
2010.7.19 | 修正 |
InDesignをJavaScriptから操作するためのスクリプトについて解説した本で、大部分がサンプル集となっている。私もInDesignでの自動化についてマニュアルなどを読んでも分かりやすい情報がなく、書籍ならあるのか ? と思い検索してみたところ、本書があったので読んでみた。
実際問題として、類書がないだけに大いに助かった。私はスクリプトとしてはほとんどPerl専門でJavaScriptはAjaxのものを斜め読みしたくらいだが、一通りのことは本書の内容で十分だと思う。また、私はCS4で使用したが特に問題もなかった。なお、実際のリファレンスとしては以下が参考になったので紹介しておく。
抄録
8
InDesignが提供する自動化の仕組みとして以下の4つがある。
InDesignタグ | 独自のマークアップによりテキストと段落の書式を指定できる。マークアップしたテキストを配置するだけで適用できるが、画像などは制御できない。cf.12-14 |
XML | XMLで構造化されたテキストをテキストフレームに関連付けられたタグでリンクする。画像も扱える。変更が元データにも反映されInDesignからはXMLの書き出しもできるが、定義の厳密に一致している必要がある。また項目数を増やすことができない。cf.17-20/25 |
データ結合 | CSVのデータをテキストフレームに関連付ける。手軽に扱えるが、XMLとは異なりInDesignからの書き出しはできない。また、XML同様、画像も扱えるが、オーバーフローしたテキストなどの制御はできない。cf.29-34 |
スクリプト言語 | プログラミング言語を用いることによってInDesignのかなりのことを外部から制御できる。本書ではこれを詳しく扱う。 |