立花隆
同時代を撃つ 情報ウォッチング PART3
ガイド
書誌
author | 立花隆 |
publisher | 立花隆 |
year | 講談社 |
price | 1990 |
isbn | 204663-6 |
履歴
editor | 唯野 |
1996.3.7 | 読了 |
1999.9.3 | 公開 |
1999.12.10 | 修正 |
全3冊を通して著者の言葉から感じたのは、「当たり前のことが通用しない現状」ということへのいらだちであったように思う。特に、この手の本(ホンカツなんかでもそうだが)では、これでもかといわんばかりに納得できない事実が暴露される。逆にいえば、そういう筆致によってこそ、彼らはジャーナリストとしての仕事を全うしているということになるのだろう。
まあ、ここまで来て、個々の記事に関してどうこうと評するつもりはないが、いずれにせよ1989という年が世界史上においても激動の1年であったことは間違いない。(本書はこの年のできごとを追っている。)ならば、そのできごとに対する正当な評価の努力をすることこそが、全ての同時代人に対して求められることになるのだろう。歴史の評価は何も学者ばかりの仕事ではないからである。
抄録
7-13/27-36
天皇の戦争責任問題について。
45/46
管理社会問題は今や生徒たちによる相互監視/相互管理体制になっていて、このほうが過激になっている。
48
ファッショとロックの接近--あまりにも同一的な若者たち。