アスキー
パロディ版 BSD magazine 2001
書誌
author | アスキー |
publisher | アスキー |
year | 2001 |
price | 980+tax |
isbn | 7561-3763-6 |
目次
1 | 本文 |
履歴
editor | 唯野 |
2001.5.26 | 読了 |
2001.6.3 | 公開 |
2004.11.30 | 修正 |
2020.2.25 | 文字化け修正 |
いかにも 256 本のアスキーらしいといえる BSD のパロディ本。こんなのを見てしまうと、以前、Linux と BSD の 256 本が並べて売られていたときの帯のことを思い出す。(確か、Linux 側が「まだ BSD なんですか ?」で、BSD 側が「Linux でいいんですか ?」だったと思う。)
発行日が 4 月 1 日という辺りからして魂胆は見え見えなのだが(というか最初は単なるエイプリルフールネタだとしか思っていなかった)、見返しから裏表紙の広告に至るまでパロディ一色という点では徹底していて、逆にここまでやられると「参りました」というよりほかはない内容となっている。むろん、私自身は Linux や Solaris など SVR4 系ヤローだから、こんな本の持っていることがばれると隠れ BSD ファンと見なされたり、Linux にも BSD にも中途半端な蝙蝠になってしまうのかもしれないが、まあおもしろければ何でも許されるのだ ^^;;
そんなわけでネタ的にはかなり内輪的というか、知らないと笑えない率も高くなっている。その中でも個人的に抱腹絶倒だったのは「BSD/Linux」と「新世紀覇王獲素伝説 美獲素手の拳(しんせいきはおうえすでんせつ びぃえすでぃのけん)」で、いずれも爆笑ものである。そうでなくても「北斗の拳」ネタというのはネット上だと結構あってネットを漂流しているとたまにお目にかかるのだが、この作品もそういう意味ではいい出来である。ぜひ、来年も出して欲しいものだ。
# 阿厨意図 = as is (あるがままに) ――ということ
# (BSD のソースは as is として配布されるから)
# もちろん角があるのはデーモン(daemon)を demon にかけているためである
# なお、ムックなので分類に迷うのだが書籍扱いにした