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アンドリュー・J・サター
図解主義 !
複雑なビジネス取引も図で考えると、はっきりわかる

ガイド

重要なのは図形化によって不明点や重要点を可視化させるということ

書誌

authorアンドリュー・J・サター
publisherインデックス・コミュニケーションズ
year2005
price1500+tax
isbn4-7573-0316-5

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
201.7.29読了
2021.8.7公開

一読してみて、ちょっといまいちだった本。これまで図形表記に全く縁がなかった人向けの本であり、本書の中でも少し言及しているがIT業界で使われているUMLなどについて素養のある人には物足りない内容となっている。とはいえ、実例としてはM&Aを含めた法的権利や知的権利、映画プロデューサー、デビッド・ボウイ債を扱うなど、よりビジネス一般向けとなっている。

著者も言っているように――重要なのは図解できることではなく、図形化を通じて不明点や重要点を可視化させることにある――という指摘は全く正しい。それはこの本の前に読書ノートとして取り上げたマインドマップでも同じことである。その肝の部分さえ分かっているのであれば、どういう可視化の方法を使うかは手段に過ぎないと思う。

抄録

1

この本の目的のひとつは、あなたに複雑なビジネス取引を理解するための手がかりを与え、ある日、誰かからいきなり複雑な取引を聞かされても、あなたが「ビビらない」ようにすることである。-/-

そして、もっとも重要なことは、あなたが理解不能な局面に陥ったとき、的を得た、有効な質問を繰り出す方法をお教えする、ということである。-/-

15

-/-一般的に言えば、決断を下す前に、知らないことが何かを知る、ということは非常に大切なのだ。

16

-/-大事なことは、あなた自身がいったい何を描こうとしているのか、自分にわかるように図解する、ということだ。