ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
ソロー語録
ガイド
書誌
author | ヘンリー・デイヴィッド・ソロー |
publisher | 文遊社 |
year | 2009 |
price | 1600+tax |
isbn | 978-4-89257-060-6 |
履歴
editor | 唯野 |
2019.8.4 | 読了 |
2019.8.7 | 公開 |
2019.9.20 | 修正 |
2019.10.13 | 修正 |
ソローの著作から抜粋した文字通りの語録である。私はソローの本を『森の生活』くらいしか読んでいないので偉そうなことはいえないが、本書でも説明されているようにアメリカ流の自然保護であるとか市民的不服従といった流れの源流としてソローがいることは事実だと思うし、今の時代に彼の著作を読み解くということは、そういう意味も含めての行為になるのだと思う。というよりも、単なる自然礼讃という観点だけではもったいない !
そう考えると、書籍自体は非常に薄いので、さっと読めて、なかなかの金言が並んでいるのは、お手軽ではなかろうか。とはいえ値段とのバランスが悪いので古本で買うべきでしょう。
抄録
8
この世界は、僕らが心のキャンバスに描いた絵そのものだ。――『コンコード川とメリマック川の一週間』
9
外の世界が荒涼としていればいるほど、必ずといっていいほどわくわくしてくる。海や砂漠、手つかずの自然が僕には必要だ。砂漠には、湿気と肥沃さはないが、澄んだ空気と孤独がある。――『ウォーキング』
10
太陽も夜明けのひとつの星に過ぎない。――『森の生活』