ロバート・マウラー
始める力・続ける力・変わる力
脳が教える ! 1つの習慣
ガイド
書誌
author | ロバート・マウラー |
editor | 本田直行(監訳)/中西真雄美(訳) |
publisher | 講談社 |
year | 2008 |
price | 1300+tax |
isbn | 978-4-06-214470-4 |
履歴
editor | 唯野 |
2011.07.13 | 読了 |
2011.07.21 | 公開 |
2011.08.16 | 修正 |
2011.09.12 | 修正 |
2020.02.25 | 文字化け修正 |
ポイントが絞られており、またその説明も的を得ていて素直に良い本だった。Amazonは何か一冊買うと、関連するおすすめの本をこれでもかとばかりメールで送りつけてくるが、これは当たりだった。読みやすいので忙しくて問題に割く時間がない――というような思いのある人にはおすすめである。
ちなみに、私の場合は、まず自分が必要としているアクションを整理したう上で、まずはやりたいことよりも、やりたいことをするための時間を作るための作業(自動化とか委譲とか)を先に行った。効率化と改善をやりたいアクションに並行して行っていかないと、やりたいことばかりになってしまい、時間がいくらあっても足りなくなってしまうからである。そして、その際には、やりたいアクションを本当に少しずつでもいいので続けることが肝心だと思う。そういう意味でも本書のいっていることは正しいと思う。
抄録
5
脳という仕組みのなかで生きているのが人間です。それなら、脳の習性にそむくことをしても、何ひとつ効果が出ないのは、当たり前すぎる理屈です。
7-8
冒頭で述べたとおり、一流といわれる人は、無意識のうちに脳の拒否反応を迂回するやり方を身につけているはずです。だから、本人は「大変な努力」とも感じず、あたかも歯を磨くように当たり前に勉強や仕事をすることで、より成長し、自分のスキルに磨きをかけているのだと思います。
10
ものごとは精神論に頼って無理をしながら取り組んでも効果が出ない。それよりは、できる限りムダのないやり方で努力し、効率よく大きなリターンを取るべきだ――こんな持論を展開してきました。