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Stuart A. Atkin(Retold)
SHAKESPEARE'S
Romeo and Juliet

ガイド

英語学習者向け『ロミオとジュリエット』

書誌

authorStuart A. Atkin(Retold)
publisher講談社英語文庫
year1994
price640
isbn7700-2266-2

履歴

editor唯野
2003.2.12読了
2003.2.17公開
2003.2.21修正

シェークスピアの『ロミオとジュリエット』である。とはいえ、原作そのものではなく、あくまでも抄本というか異本であるが... それはさておき、『ロミオとジュリエット』の笑い話として「ふたりの恋は 5 日間だった」というものがある。日曜に出会って恋に落ち、あの悲劇的な結末をたどったのが木曜だからである。つまり、そういう意味では現代人も真っ青のスピード恋愛であり、生き急ぎというべきものだったからである :-)

まあ、出会った日曜の夜に既にジュリエットが、

Suddenly Juliet reappeared on the balcony.

"Dear Romeo, just a few words before I go. If your love is true and if you want to marry me, tell me tomorrow. I'll send a messenger to you. Just tell me where and when we can get married, I'll be yours forever and follow you anywhere in the world!" (p.34-35)

といっているくらいであるから、まあ分かりやすいといえば分かりやすいのであるが... お話的にはあらすじまでよく知られたものであるし、そういう意味ではゲーテの『若きウェルテルの悩み』(こちらは三角関係の古典 ?)同様、ロマンスの古典である。いい意味でも悪い意味でもそうである。

# 英語的にも、それほど難しくなくおすすめ。

主要登場人物

Romeo Verona に住む Montague 家の男
Juliet Romeo と恋に落ちる Capulet 家の女
Nurse Juliet の侍女
Rosaline Romeo が Juliet と知り合う前に付き合っていた女
Friar Laurence フランシスコ派の僧侶で Juliet に眠り薬を渡す
Paris Juliet の両親が決めた許婚
Benvolio Romeo の友人
Mercutio 同じく Romeo の友人、Tybalt によって殺される
Tybalt Juliet のいとこ。Mercutio の敵として Romeo に殺される
Prince Verona の領主、Romeo の罪に対し Verona 追放を下す