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Hugh Lofting
THE VOYAGES OF DOCTOR DOLITTLE

ガイド

書誌

authorHugh Lofting
publisher講談社英語文庫
year1999
price640
isbn7700-2528-9

目次

1本文
2抄録

履歴

editor唯野
2003.2.5読了
2003.2.25公開
2003.2.25修正
2020.2.25文字化け修正

『ドリトル先生航海記』である。小学生の頃、一通り読んだ覚えがあるが、もちろん今となっては内容には記憶がない。しかし、書名とこれをシリーズの中でも『ドリトル先生アフリカ行き』の次に読んだということだけは今でも頭にある。一方、私はこれを読むまで知らなかったのだが、ドリトル先生は挿絵も実は著者の手によるものである。だから本書の表紙にはちゃんと Written and Illustrated by HUGH LOFTING とある。

内容は、靴屋の息子 Stubbins が Doctor Dolittle に弟子入りして動物の言葉を学ぶ。しかし、Spider Monkey Island (Popsipettel) で消息を絶ったという Long Arrow のことを知った彼は Stubbins、Polynesia (鸚鵡)、Chee-Chee (猿)、Jip (犬)らとともに、その島を目指して航海に出る。Spider Monkey Island の正体は浮島でひとつところに留まることがなく(シルクロードの湖みたいだな :-))、Long Arrow を救い出して王様にされてしまう Doctor が最後は巨大なかたつむりの殻によって島を去るところまでを描いている。

もちろん、Doctor は動物の言葉を話す人だから、動物の証言を裁判に使おうとして信用してもらえなかったり、英語を話す魚だとかいった挿話も登場する。今読むと、さすがに予定調和っぽく感じられる部分もあるが、当時の自分にそんなことを考える頭はなかったわけであるから、まあ歳月とはこんなものかもしれぬ。

# 難易度もそれほどではありません。

抄録

42

`Well,' said the parrot. `I don't suppose you have really missed much――to judge from what I have seen of shoolboys. But listen: are you a good noticer? Do you notice things well? I mean, for instance, supposing you saw two cock-starlings on an apple tree, and you only took one good look at them――would you be able to tell one from the ohter if you saw them again the next day?'